eK4事業報告書
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連 携 取 組 の 内 容 、 実 施 体 制 等 ①連携取組の趣旨を踏まえた事業目的を達成するための取組内容四国における協調的地域づくり、農商工連携等を担う人材には、教養教育科目『四国学』に精通した上で、いろいろな課題を抱える地域の自立・活性化に取り組める学際的専門知識が求められる。これらの教育資源である『四国の知』を非同期蓄積型教育支援であるe-Learningコンテンツとして集積するとともに、e-Learningに馴染まない教育科目を同期配信型教育支援である遠隔講義で実施する等の運営を行う大学連携組織「e-Knowledgeコンソーシアム四国」を設立する。『四国の知』には、教養教育科目『四国学』と学際的専門教育科目群がe-Learningコンテンツとして集積される。前者は、連携大学の特色ある教養教育科目群、例えば環境の観点から、瀬戸内海の浅海環境、讃岐の溜め池、物部川流域の環境、土佐の海の環境、里山・里川の環境等を基礎に、『四国学』を具現する教養教育科目として再構成する。後者は、例えば、(1)地域づくりを担う人材育成のための教育資源には、徳島大学総合科学部、香川大学地域マネジメント研究科、高知大学人文学部、四国大学経営情報学部、徳島文理大学総合政策研究科、高知工科大学マネジメント学部で実施されている専門教育科目群を、(2)農商工連携を担う人材育成のための教育資源には、農学、医学、工学、経済学、法学、教育学等の専門教育科目群を、集積する。多様な地域のニーズに応える人材を育成するために、図4に示すように、『四国の知』に集積された『四国学』とそれぞれの人材育成に必要な学際的専門教育科目を核として、個々の大学で実施する教育科目を組み合わせた教育プログラムを構築する。これらの教育プログラムに共通する特徴は、地域の課題を四国全体の視点から捉え、『四国は一つ』を意識しながら協調的な地域づくりを担う人材育成を目指すことである。四国学(教養教育)四国の活性化を先導できる人材育成プログラム農林水産業の高度化を担う人材育成プログラム○○○○○人材育成プログラム・・・・専門教育国四の知四国学(教養教育)四国の活性化を先導できる人材育成プログラム農林水産業の高度化を担う人材育成プログラム○○○○○人材育成プログラム・・・・専門教育国四の知四国学(教養教育)四国の活性化を先導できる人材育成プログラム農林水産業の高度化を担う人材育成プログラム○○○○○人材育成プログラム・・・・専門教育国四の知図4『四国の知』と教育プログラム学生に「四国についての学び」への興味を呼び起こすこれらの教育プログラムは、四国の大学へ入学を希望する学生を増加させる入試広報の重要な素材である。四国外に在住する高校生やその保護者にも、このユニークな形態をとる教育プログラムの魅力を積極的に発信する広報活動を展開し、優秀な学生の確保を図る。さらに、入試広報と相呼応して、『四国学』をはじめ、コンソーシアムに蓄積された四国の特色や魅力を全国に発信するe-Learningコンテンツを出版し、四国への関心を高める活動を行う。本事業期間を含む5年間の取り組みのスケジュールを図5に示す。図5平成24年度までのe-Knowledgeコンソーシアム四国の事業計画 11

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