eK4事業報告書
14/168

平成20年度に、e-Knowledgeコンソーシアム四国を設立し、(1)遠隔会議や遠隔講義環境の整備、(2)『四国学』と専門教育科目群の検討、(3)e-Learningや遠隔講義の実施に関わる諸課題の検討、(4)『四国の知』を活用した教育プログラムの検討、(5)e-Learningを支援するLearningManagementSystem(LMS)の仕様等の検討、(6)e-Learningの運用に関わる研修会・セミナーやコンテンツ作成の講習会・シンポジウム等の企画・開催、等を行う。平成21年度に、(1)『四国学』と専門教育科目コンテンツの活用を開始、(2)連携大学間で実施される遠隔講義をコンテンツ化、(3)研究プロジェクト委員会を下半期に設立し、遠隔会議・遠隔講義環境を活用して、共同研究課題を探る研究会等の企画、(4)平成20年度に実施した研修会・セミナー・講習会・シンポジウム等の継続、等を行う。平成22年度に、(1)高精細遠隔授業環境の整備とその実施、(2)『四国の知』を活用した教育プログラムの試行、(3)平成20,21年度の事業に加えて、下半期からe-Learningによる生涯学習教育と社会人再教育の検討、等を行う。事業終了後は、『四国の知』を活用した教育プログラムの実施と並行して、e-Learningを主体とした主専攻副専攻コースの設立を検討・試行し、平成27年度から実施する。また、生涯学習教育や社会人再教育を、それぞれの試行を経て平成24年度と平成25年度から実施する。②連携取組の実現に向けた実施体制について本事業で設立するe-Knowledgeコンソーシアム四国の体制を図6に示す。コンソーシアムは運営委員会、企画委員会、二つの専門委員会(教育・システム)、研究プロジェクト委員会、広報委員会で構成される。事業推進のPDCAを行うため常設の外部評価委員会を設置する。事業の進捗状況に応じて、コンソーシアムと連携する地域サポーター会議、コンテンツ出版委員会等も設置する予定である。運営委員会委員は連携大学の理事から成り、コンソーシアム運営の総括および外部評価委員会等との窓口となる。企画委員会は、コンソーシアム運営の実務、各種委員会の統括と調整、各種研修会・セミナー・講習会・シンポジウム等の企画および実施等を行う。教育およびシステム専門委員会は、『四国学』、専門教育科目群を『四国の知』として集積する事業、非同期蓄積型のe-Learningおよび同期配信型の遠隔講義による教育支援およびそれに関わる事業等を取り扱う。平成21年度下半期に設立予定であった研究プロジェクト委員会は、平成21年度発足の四国WGで充当することとした。今後、四国学WGを発展させ研究プロジェクト委員会を構成する予定である。研究プロジェクト委員会は、本事業の教育基盤『四国の知』を構成する学問分野の共同研究を推進し、教育の質の向上を図る。広報委員会はホームページ、リーフレット等のメディアによりコンソーシアムの活動を発信するとともに、他機関で実施されているe-Learningに係わる情報を収集し、コンソーシアムの活動改善に活かす。また、e-Learningを円滑に行うため、教員と積極的なコミュニケーションを図る。さらに、各大学の入試広報部門と連携して、コンソーシアムにおける教育を全国の高校生に訴求する。外部評価委員会は「(4)評価体制等」で記述するように、事業活動の評価と助言を行う。コンソーシアムの発展形として設立する地域サポーター会議は自治体、産業界・企業、経済団体、各種文化施設、NPO等の人々で構成する。生涯学習教育や社会人の再教育に関わるe-Learningコンテンツの一部をこの会議と連携して作成する。コンテンツ出版委員会は、『四国学』をはじめとするコンソーシアムに蓄積された四国の特色や魅力を発信できるe-Learningコンテンツの出版企画を行う。12

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です