eK4事業報告書
153/168

[有馬会長開会挨拶] 年度末のお忙しい中、ご出席頂きまして、ありがとうございます。昨年10月より、香川大学教育担当理事に就任いたしました、有馬と申します。どうぞ、よろしくお願いいたします。それに伴いまして、eK4の会長も務めさせていただいております。今回の外部評価委員会は初めて遠隔会議システムを使って行います。愛媛と高知の委員の方はこのシステムを利用してご出席いただいております。 初めてということもありまして、まだ不十分なところもあるかもしれませんが、スタッフの皆さんが何回も練習して、備えてきたと聞いております。後ほどシステムの改善点等ございましたら、お聞かせ頂ければと思います。 本日は本年度の事業報告と来年度の事業計画をお諮りいたします。それぞれのお立場から忌憚の無いご意見やご提言を頂ければ、有り難いと考えております。今、大学にとりまして、キーワードの一つは「連携」であります。大学間連携、地域と大学との連携等、様々な連携が、このeK4のシステムを利用して広く展開されることを期待しています。そうしたところからも外部評価委員の皆様からのご意見は大変貴重なものであります。eK4のとるべき今後の方向性も含めて、ご意見を頂ければと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 続いて、委員紹介が行われた。 [協議事項] (1)(2)平成23年度の事業実施報告、平成24年度の事業計画について 林事務局長より以下の報告があった。・H23年度e-Knowledgeコンソーシアム四国事業実施報告・H24年度e-Knowledgeコンソーシアム四国事業実施計画 上記について、以下の質疑応答があった。 【三木委員】 24年度事業実施計画についての「人材育成」に関してですが、具体的な内容はどのようなことか。e-Learning以外の人材育成事業とはどういうことか。もう少し具体的なイメージをお聞かせいただきたい。 【林事務局長】回答 具体的なイメージはコンソーシアムとしては固まっていないのが現状だが、eK4の取り組みとして、香川大学では学生にe-Learning授業を受けてもらうだけではなく、例えば、授業を一緒に撮影しに行く等のe-Learningコンテンツの開発活動を学生と行っている。学生と一緒にコンテンツ作成を行うことで、学生に四国に対してもっと思いを深めてもらうことを狙っている。昨年度実施した学生によるこの取り組みは、今回の事業報告シンポジウムで発表する予定である。これまではe-Learningを中心として事業を行っていたが、それ以外にも何かいろいろ検討していこうと考えている。 【竹内委員】 コンテンツの素材となる資料と言うのは意外に様々な場所や行政に眠っている。いろいろなプロジェクトに参画してその資料を集められると学生もコンテンツ等を作りやすいのではないか。前回もお話しさせてもらったが、行政が作ったビデオ、地域の資料・冊子等たくさんあるので、デジタル化すれば資料として全て使える。著作権の問題もあるが、それも行政とお互い解決しながら活用できれば良いと思う。例えば地図情報なども役所がいろいろなセクションで毎年手直しして更新しているので、そういった資料がもっと広範囲で学生にも使えることができたら、もっと便利になるのではないか。行政と一体化していく話も進めていってほしい。 また観光関係では四国ツーリズム創造機構にも資料が沢山ある。行政だと、四国では運輸局の中で環境資料を取りまとめて環境統計などをたくさん持っている。こういった資料がコンテンツを作るベースになり、デジ151

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です