eK4事業報告書
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は じ め に コンソーシアムの継続と発展を目指して e-Knowledge コンソーシアム四国 会長 有馬道久 本報告書は、平成23年度にe-Knowledge コンソーシアム四国で行われた主な事業とシンポジウム等の活動状況、ならびに、外部評価の結果をまとめたものです。 事業の具体的内容としては、四国学5科目のe-Learningコンテンツを連携大学の教養教育科目として提供し活用していただいたほか、学際的専門科目2科目にe-Learningコンテンツを活用したことなどが挙げられます。また、四国学を通じて四国の魅力を全国に発信するという目的のために、ニュースレターを4回、メールマガジンを毎月発行しました。このように平成23年度は、コンテンツの開発と提供そして発信の実績を着実に積み上げたほか、平成24年度により充実した四国学や学際的専門科目を提供できるよう準備に取り組んできました。 四国学をはじめe-Learning科目を提供してくださった講師の方々、円滑な科目履修のための支援や成績管理、あるいは会議運営のために各連携大学でご協力いただいた皆様、本コンソーシアムの運営にご尽力いただいたeK4各種委員の皆様、そして、貴重なご意見をいただいた外部評価委員の皆様にこの場をお借りして心からお礼を申し上げます。 しかし一方で、平成22年度までの補助金が終了し、平成23年度は大変厳しい予算の中で、これらの事業を実施しなければなりませんでした。また、開発されたコンテンツの数や自校以外の科目履修者が前年度に比べて減少するという現実もありました。外部評価委員会においても、事業をいかにして今後継続していくのか、具体的で実現可能な目標を設定することから見直していくべきであるといった厳しくも的確なご指摘をいただきました。そういった意味で、新たなコンソーシアムの在り方を模索した1年であったとも言えます。 そうした中、年度末近くになって、四国国立大学協議会において、本コンソーシアムを活用した教養教育の共同実施という新しい提案がありました。運営体制やコンテンツの整備など解決しなければならない課題は山積していますが、本コンソーシアムを基盤とした新たな大学間連携の可能性の実現を目指して取り組みたいと考えております。 真に四国の地域づくりを担う人材育成ができるよう、今後とも、コンソーシアム四国の諸活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

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